バンコクのスラムといわれるクロントイから、かわいいファッション&雑貨ブランドが生まれました。その名は「FEEMUE(フィームー)」。

 

山岳民族のラフ族の織り布をアレンジしたバッジです。こんな風にカゴに合わせたらとってもかわいいな。麦わら帽子の横っちょにつけてもきっとかわいい♪
冬ならセーターやマフラーにつけてもよし、布バッグにつけてもカラフルなアクセントになります。

 

 

FEEMUEといえば、このイヤリング。モン族の女性たちが作った手刺繍をすてきにアレンジしています。
ところでこの刺繍の部分、よくみればいろんなモチーフがあるのです。そのどれもが自然や暮らしをテーマにしたもの。木、葉っぱ、水、ハート、どのモチーフにも物語があり、色づかいもかわいくて、見ていてあきません。

 

 

FEEMUEはクロントイに暮らすおばちゃんたちが作っています。
日本のNGO・シーカー・アジア財団が支援する縫製センターで長年腕を磨いてきたツワモノたち。20年以上のベテラン選手もいます。

今回、日本人プロダクトデザイナーFUJI TA TEPEさんのコンセプト&デザインによるFEEMUEが立ち上がり、おばちゃんたちはとってもはりきっています。
自分たちが作っているものはおしゃれなファッションアイテムとしてけっこう話題になっているのだぞ♡、どうも注目されているのだぞ♡、と。

 

そのおばちゃんたちが働いている縫製センターはNGOの2階にありました。ちょっとおじゃまさせていただいたところ、みなさん真剣!

FEEMUEが立ち上がるまで、ここでデザイナーのFUJI TA TEPEさんとおばちゃんたちがサンプル制作に明け暮れました。FUJI TA TEPEさんが目を見張ったのは、おばちゃん達の技術の高さでした。

  

FEEMUEが動き出した今、おばちゃんたちは納品する商品を作るかたわらで、自らデザインも考えたり、アレンジのアイディアを出し合ったり、と日々制作に取り組んでいるのだそうです。

 

 

1階に降りると、FEEMUEのフラッグシップストアがあります。
明るい店内はスタイリッシュでまるで代官山のようだと思いましたが、ここはクロントイ。棚もテーブルも近所からのリサイクルなのだとか。

FEEMUEはバンコクのボイスボビークラブさんや、Chicoさんでも取り扱っています。
サロン・オ・デュ・タンで開催されるコラボんにも出店されています♪

手に取って、ひとつひとつの刺繍の物語、そしておばちゃんたちの心意気を、ゆっくり楽しんでみてはいかがでしょうか⭐️