タイの食文化には、味わうだけでなく、美しく彩るという分野があります。
そのひとつが果物を芸術作品のように彫るフルーツカービング。見れば見るほどにその繊細さに驚かされます。
 

 

フルーツカービングの技術を競うコンテストがあると聞き、未知の世界はいったいどんなだろうと思い、見に行ってきました。

会場に着くと競技はすでに半ば、ギャラリーが見守るなか、参加者はみんな手元に集中しています。緊張感が漂い、わん吉もやや緊張。
 

 

競技では3時間の制限時間の間に、スイカやパパイヤやメロンなどの大きなフルーツに加え、ニンジンやダイコンや唐辛子などの小さなものなどを彫り、いかに速く、美しく、丁寧に仕上げることができるかを競います。それぞれの机の端に設置したプレゼンテーションスペースに作品を展示、カービング技術に加え、そのプレゼンテーションセンスも採点対象になります。競技終了時にはテーブルの上がきれいに片付いていることも重要なのだとか。

 

「あと30分!」「あと10分!」と審査委員長がマイクでハッパをかけます。終了10分前になるとほとんどの人が手元で彫るのを止め、プレゼンテーションスペースに作品を展示する態勢に。寂しかった机の一角が一気に華やいでいきます。今までほとんど動かなかった参加者がパタパタと動き出すと会場内が少しざわついて、見ているギャラリーも時計の残り時間が気になってはちょいちょい確認、そしてなんとなくドキドキ。

「あと3分!」ともなると、みなさんものすごい勢いでテーブルの上を片付けていきます。

 

 

競技時間終了とともに参加者は会場の外へ。そして審査員がそれぞれの作品をじっくり見て回ります。結果発表は数時間後に。
 

 

今回は国際コンテストだったので、参加者はタイのほかにも、ベトナム、ミャンマー、そして日本からも! レベルも高いと聞きましたが、出来上がった作品を見て納得します。1時間以上挑戦者たちの静かな奮闘を見守ったわん吉。どの作品たちも満点をあげたい。
 

 

せっかくなのでもっと近寄ります。ひとつひとつの作品がじつに繊細できれい。このみずみずしい美しさは今だけのもの。そのはかなさを思うとひたすら感動します。
 

 
日本からの参加者の方は、なんとわん吉のお友達でした。知らずに会場でその果敢な姿を見つけてびっくり。落ち着いた挑戦と高い技術で銀賞を受賞しました♪ おめでとう!

コンテストを戦い抜いたみなさん♪ フルーツカービングのすばらしい世界を見せてくれてありがとうございました⭐️


 

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