プミポン前国王を偲んで ~”In remembrance of the Great King”~

プミポン前国王が崩御されて1年が経った日、Bangkok Art and Culture Center (BACC) で開催されている “In Remembrance of HM King Bhumibol: The Supreme Artist” へ行ってきました。

黒い服に身を包んだタイの方たちが、子ども連れからお年寄りまでたくさん来ていました。

8階のメインギャラリーでは、タイを代表するアーティストたちがプミポン国王を偲んで制作した絵画や彫刻や写真など160点もの作品が展示されています。作品の前で記念撮影するタイの方たちもたくさんいました。

前国王を描いた作品の数々。

これらの展示は11月26日まで。

1階上の9階メインギャラリーでは写真展 “Through the Lens of His Majesty King Bhumibol Adulyadej” が開催されています。プミポン前国王ご自身が撮影された未発表の200点もの写真が展示されています。

シリキット王妃やワチラロンコン国王の幼い頃などご家族を撮影されたものから、各地方で農業や灌漑プロジェクトを視察された際の現場や人々の写真、ホアヒンの海辺にあるクライカンウォン宮殿での愛犬クン・トンデーンの生き生きした写真などが展示されていました。写真はどれも素晴らしく、大変高いカメラ技術をお持ちだったことがよくわかります。どの写真にも温かい視線が注がれており、前国王の目を通して見る世界がとても印象的でした。

写真展は来年1月7日まで開催されています。

BACCのラーマ1世通り側の壁面に大きく描かれたプミポン前国王の肖像画。25メートル×34メートルという巨大なグラフィティは、タイの美術大学の学生やストリートアーティストたちのコラボレーション作品だそうです。

BACC正面に描かれたのはタイの若手アーティストたちが描いたもの。マムアンちゃんの姿もあります。

会場に訪れているタイのみなさんの表情を見ても、著名なアーティストたちの作品を見ても、プミポン前国王がどれだけ国民のみなさんに敬愛されていたのかがおのずと伝わってきます。

この時期だけの展示（入場無料）。ぜひ足を運んでいただきたいなと思います。

Bangkok Art and Culture Centre
939 Rama 1 Road, Wangmai, Pathumwan, Bangkok 10330
開館時間：10.00 a.m. – 9.00 p.m.　月曜休館

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