バンコクで初めてのアートフェスティバル「Bangkok Art Biennale」が今月から始まります。
オープニングに合わせてタイ航空が企画した展示が、「A journey through AYATANA」。AYATANA(アヤタナ)とは6つの感覚のことで、視覚、味覚、嗅覚、聴覚、触感そして心で感じることを表すタイの言葉だそうです。
会場のエムクオーティエ・Helix5階の屋外スペースでは、タイを代表するアーティスト、Panya Vijinthanasarnさんによる作品のほか、6つの感覚をタイの伝統工芸で表した作品が展示されています。
<見て感じるもの>
プラー・タピアン・バイラン(pla ta-pien bai-lan)という、椰子の葉で作る鯉の吊り飾り。鯉は豊かさのシンボルと考えられているので、商売をする人たちにはラッキーアイテムとして、赤ちゃんにもお守りとして贈られるそうです。
<味わうもの>
米はタイの人たちのソウル。生きるための主食であり、米の文化は国を発展させてきました。はるか昔からこの地で米作りは行われており、タイは「黄金の地(Land of Gold)」とも呼ばれていたそうです。スワンナプーム(Suvarnabhumi)空港のsuvarnは”黄金”、bhumiは”地”を意味するそうです。
<匂い>
クルエン・クワエン(flowers hanging)というよい香りのする花飾りは仏様へのお供え物。家の中に飾って家内安全を願うものでもあるそうです。
<聞いて感じるもの>
音は心の平穏を呼ぶものとされるそうです。寺院の屋根からぶら下げられた鈴には心が和らぎます。
<触れて感じるもの>
マーライ(Malai)はタイの暮らしの中に溶け込んだ花飾りのお供え物。目上の人に贈るものでもあります。
<心で感じるもの>
パンプム(phan-phum)は蓮の花の形をした花飾り。タイの人たちが挨拶をするときに胸の前で手を合わせる「ワイ」は、蓮の花の形を表しているそうです。心を表す形をしたパンプムはお供え物でもあり、感謝の気持ちを表すために贈るものでもあるそうです。
タイで見かけるお供え物や伝統工芸に込められた意味を垣間見ることができる展示です。お買い物ついでに、ランチついでにちょっと覗いてみませんか♡
A journey through AYATANA
Emquartier Helix 5th floor
10月23日まで。
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ワット・プラケオ寺院の華麗なる装飾を楽しむ
タイの誇りであるワット・プラケオ(Wat Phra Kaew)へ行ってまいりました。タイ王室の守護寺院であり、最も格式の高い寺院。壮大な世界観の寺院であり、そこに施されている装飾は本当に華麗で繊細なんです。最高峰のこの寺院には世界中の観光客が訪れていつも大混雑。その人混みに紛れるとなかなかゆっくり鑑賞できないのですが、今回はちょっとゆっくりめに滞在して華麗な装飾に目を向けてみました。境内にある本堂をはじめ祠や仏塔はどれも壮大で美しく、屋根、柱、壁は装飾で埋め尽くされていて圧倒されます。
タイの花飾り ~プアンマーライ~
タイのきれいな花輪たち。白いジャスミンの花のよい香りがするこの花輪はプアンマーライと言って、お供えや飾りとして人々の暮らしに溶け込んでいます。仏様にお供えしたり、神棚にお供えしたり、目上の方に差し上げたり、車を飾ったり、家を飾ったり。道端ではこの花輪を作って売っているおばちゃんの屋台をよく見かけます。通りすがりの人がちょっと立ち止まっては買っていったりして。花とともにある暮らし。そこには感謝と祈りが込められていて、いいなぁと思います。
有松絞りの手ぬぐいたち
400年の歴史ある絞りの町・有松を散策しながら、もちろん!お買い物も楽しみました。伝統工芸の絞りと聞くと渋いものにも思えます。でも、受け継がれてきた技術というものは確固たる本質。時代を経て、時代の空気を織り込みながら、見た目は変われども本質は変わらぬもの。そんなことかなと考えます。わん吉が有松の町で出会った絞りたち、どうぞお楽しみください🌟
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チェンマイ旧市街の隠れ家ホテル ~Tamarind Village~
チェンマイの旧市街にある「タマリンド・ヴィレッジ(Tamarind Village)」はわん吉お気に入りのホテル。街の中心にあるというのに緑が豊かで、まるで隠れ家という印象。そして名前の通り、中庭の真ん中に大きなタマリンドの木があります。本当に大きくて、見ているだけで心が和む素敵な木なんです。
ジャスミンの花でいっぱいのチェンマイのお寺 ~ワット・プラタート・ドイカム~
台北からタイへちょっとぶりに里帰り。チェンマイを訪れました。ゆる〜くのんびり過ごしながら、タイごはんを食べる、という旅ですが、お参りしたい場所がありました。ワット・プラタート・ドイカム(Wat Phratat Doi Kham)です。
人気ブロガー・きょんさんの著書「タイでしたい100のこと」をまるごとデザインさせていただきました🌟
バンコク在住の人気ブロガー・きょんさんが初めての著書「タイでしたい100のこと」をKindleから出版しました。わん吉は数年前にきょんさんと知り合ってから、時々お会いしてはその胸に秘める思いを伺ってきたので、今回こうして「本」という形で世の中に発表できたことに、本当におめでとう♡という気持ちでいっぱいです。そして、わん吉はこの思いの詰まった本をまるごとデザインさせていただきました。初めてのブックデザイン。それがいろんな方の手に渡ると思うと、それもまたおめでとう♡という気持ちでいっぱいです。